Chrome Keyconfig ver 1.4.1をリリースしました

詳しい更新情報等は ChromeKeyconfig からどうぞ。以前のバージョンをインストールされている方は自動でアップデートされるはずです。

今回は、現状のChromeKeyconfigでどんなことが出来るのかざっくり解説します。
まず、メイン機能はキー入力へのアクションの割り当てです(いわゆるショートカットキー)。割り当て出来るアクションは、タブの開閉、隣接タブへの移動、URLに移動(ブックマークレットの実行も可能)、id:edvakfさん作のHit-A-Hintのほか、AutoPatchWorkとの連携なども可能です。
あえてデフォルトでは無効にしていますが、設定次第ではLDRizeやスムーズスクロールも可能です。
ショートカットキーはサイト側で設定されたキーとぶつかってしまう問題が良く起こりますが、その解決策として通常モードと制限モードという2つのモードを導入しています。デフォルトではEscキーで通常モードと制限モードの切り替えを行うことができ、制限モードではEscキーのみにしかキーが割り当てられていないので、サイト側のショートカットキーを使用できるようになります。制限モードにもアクションを追加することは可能なので、常に優先的に使いたいキーも定義できます。
また今回の更新で簡易的ではありますが、設定のインポート/エキスポートが可能になったので、vimライクな設定やEmacsライクな設定を共有することも可能になりました。

現状で出来ないこと

  • 新しいタブページでの操作
    • 残念ながら、現状のChrome Extensionsの仕様で新しいタブページをカスタマイズできません。今後、APIが追加されることに期待するしかありません。
  • Ctrl+tなどデフォルトでキーが割り当てられている組み合わせへの再割り当て
    • これも、現状はデフォルトのキーが優先されてしまいます。

TODO

  • 他の拡張との連携用API
  • 設定の共有方法の確立
    • キーセットを公開できるようにして、「vimセット」とか「人気の設定」とかにワンクリックで切り替えできるようにしたい。
  • テキスト編集用のアクションの追加(Vimlike Smoozieeを意識しているかと言えば、結構意識しています。アクション(ソ−スではなく機能として)は参考にさせていただこうと思っています。)
  • 簡易版でないLDRizeの実装

あと、個人的な目標というか野望として、高機能なExtensionsをたくさん作ってFirefoxにも負けないくらい多機能なChromeを目指しつつ、Chromeの軽さを維持することに挑戦しようと思っています。FirefoxAdd-onと同様、ChromeのExtensionsも実装次第では重くなることは目に見えています。が、きちんと最適化すれば軽さは維持できるじゃないかと思っています(Firefoxもしかり)。その先にあるのがpiroさんの言う破綻だとしても、今は挑戦してみる段階だと思っています(個人的にも、Chrome的にも)。